石田ゆり子さんのLilyを読んでこんな風に凛と生きていきたいと思った

本・漫画

石田ゆり子さんのLilyを読みました

本のデザインもすごくかわいい。

石田ゆり子さんの日々のカケラを集めたフォト&エッセイ

この本を持っていることが、わたしにとって勇気になるようなそんな一冊でした。

 

女性として歳を重ねることがすこし、臆病になる年齢になったわたし。

そんな自分をあったかくくるんでくれるような。そんなカケラがたくさん綴られています。


素敵な文章

大人になったいま思うのは、「若さ」とは、周囲のためにあるんじゃないかということ。

若い当人は無我夢中で、必死にもがいて生きている。たくさんの可能性を秘めた、懸命な若者の姿を見て、周囲は美しいと感じ、活気をもらうんです。

若者は、辛く苦しいからこそ、美しいんですよね。

 

年齢を重ねると自分のことがわかってくる

年齢を重ねると、自分のことがわかってくるし、自分がどういう人と合うのかもわかってくる。

無理して自分を大きく見せることもなくなってくる。

それは本当にいいことですよね。そう思います。

 

今年30歳のわたしからみて、若いときの自分はたしかに、苦しんでいたように思う。

「今思えば」だけどね。

なんでもできる可能性がある。ということは、

自分を高く見積もっているようなそんな感覚だった気がします。

20代後半くらいから、自分自身について、わかることが多くなってきて

生きているだけで、楽しい事や悲しい事、つらい事や苦しい事、たくさんの問題があって、

その中で自分にとってなにが大切で、なにを愛しているか。や、

なにが苦手で、なにが好きではないか。に対しての

自分なりの心の持ち方が、歳を重ねるにつれて、わかってきていて、

自分の説明書を、自分が手に入れていくような感じ。

だから、歳をとるのっていいじゃん。って想いが、読んでいてスーっと浸透していきました。

 

だから今辛い人、苦しい人、悩んでいる人は、いつか自分自信が、自分のことをわかってくれる日が

くるんだよ。安心して。って言いたりました。

 

30歳のわたしも、40歳になったわたしから見たら、ちっぽけなことで苦しんでいるのかなって、思えて

そんなふうに、歳を重ねた自分をあったかくてほがらかに想像できる本です。

 

シンプル、ナチュラルが好きな女性の憧れる生き方

本にはゆり子さんの大事にしている考えかたがたくさん書かれています。

自分の中にいる、子どもの自分と対話しながら生きている。

だから寂しくはないんです。

むしろ、人と居る方が寂しいんですよ。好きな人や気の合う友達といるときはそんなことないけれど、

集団で気の通じない人といると、よりどころがなくて寂しくなってしまいます。

 

一緒に暮らしていた犬の花ちゃんとお別れの日が近いときに、

小さなブロンズの犬の置物を買ったというお話を読んで、涙がでました。

横についてくれている白い犬は、天国での花のお友達。どうかさみしくありませんように。

 

この人はまわりの人を幸せにしたい。自分を幸せにしたい。

って、日々思って生きている人なんじゃないかな。と、本をまるまる読んで感じた。

目に見えないものや、かたちのないものを、信じるって生きていくうえでとても豊かで、素敵なことだなって思いました。

自分や人にやさしくしたいなって思えるエッセイでした。

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石田ゆり子さんのおすすめの本

「なまけ者のさとり方」を今度読んでみよう。

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