今日はフリーで受けているサイト制作の仕事をする日。と決めていて、朝からデスクトップのパソコンの電源をつけた。
それなのにまったくやりたくない。
あ〜あ。やりたくないな〜。
わたしだってわかっている。やる気はいつもでてこない。作業をはじめだすと、急にやる気がでるものなのだと。
十分にわかっている。わかっているのにはじめだすのをしぶっているのだ。
そのうちなんかの拍子にパソコンに座って、作業をやりだせるかな。と思い、ご飯を食べ、ネットや動画見たりしていたけど、まったくその気配はない。
急に悲しいきもちになる。
ああ。わたしはなにも生み出せないだめ人間なんだ。(飛躍しすぎる傾向にある。笑)
お家のなかでだらりだらりと過ごしていて、ふと、カーテンから透ける日差しで、照らされた自分の部屋が、なんだかいい感じに絵になっていて、自分の人生が、映画のワンシーンのようにに思えた。
そうだ!わたしは映画の主人公よ!バラ色の日々がまっているのよ。
と思ってみたけど、
そうは言っても、今日はなにもやっていないじゃない。やっぱりなにも生み出せないのよ。。。とまた自暴自棄になる。
昨日の夜はなんでもできると思っていたのに、今日はなんにもできない気がしている。やっぱり昨日のわたしと今日のわたしは別人らしい。
はやくロボットができて、体や頭をスキャンして状態を教えてくれるようになればいいのに。
と唐突に思う。
あなたは今日、自暴自棄になっていますが、それは鉄分が不足しているせいであなた自身がなにもできないのではないのですよ。とロボットに優しく慰めてられて、誉め称えられたい。
ロボット「大丈夫大丈夫〜!あなたは才能のかたまりですよ。」「みんながあなたの作品を待っていますよ。」「あなたの文章は読むのが楽しいですよ!」「ホームページはちゃっちゃとつくちゃえますよ〜!」
ありがとう。ロボット。うん。わたしがんばるよ!
こんなふうなロボットの想像してnoteを書いていると思ったら、なんだか愉快な気分になってきた気がする。ありがとう空想の中のロボット。サイト制作は、今日のわたしがやらなかったら、何日か後のわたしが大変な思いをするだけなのだ。
ごめんね何日か後のわたし。。。
って全部わたしなのだ。
だらりだらりと過ごしながら、「怪談えほんコンテスト」というものに応募してみた。
なにかのお題に対して、あれこれ考えるのは楽しい。
怪談えほんというシリーズの作品があるようで、それの新しい本の文章を募集していたのだ。
宮部みゆきさんが審査員というもので、とても惹かれた。
宮部みゆきさんも怪談えほんシリーズにて絵本を出筆されていて、「悪い本」という絵本だそう。
へー。絵本も出しているのか。
どんなストーリーかとても気になったので、youtubeで読み聞かせの動画を見てみた。
朗読家という人が「悪い本」を朗読している動画を見つけた。
わたしはホラーが苦手だ。
20代半ばになるまで、丑三つ時はに鏡を見ると幽霊がうつる。いうような話が怖くて、夜の2時に時計をみてしまうとなぜだか無性に怖かったし、
二十歳までに金縛りに合わなかったら、一生合わないし、二十歳までに金縛りにあったら一生合う。という話も二十歳の前日にどうか金縛り合いませんように。と祈るほどの恐がった。
そのため、話は気になるけれど、あまりに怖いと見られないぞ。と思い、まずyoutubeのコメント欄でどれほどの怖さなのか、調べるべくコメントを読んだ。
「読むの遅すぎて内容が入ってこない」
「読むの遅すぎて怖くない」
・・・大丈夫そうだな。
安心して動画を見る。おはなしは、含みを持たせていて、全体的に不気味で、読み手に問いかけるような、ストーリーになっていた。
終止、宮部みゆきさん特有の、ゾっとするような雰囲気で、さらに絵がとてつもなく怖かった。
あたまの中で絵を思い出したら怖くなってきた。
どうしてわたしはホラーが苦手なのに、怪談えほんコンテストに応募するのだろう。自分はなにをやっているのだろう。笑
宮部みゆきさんの「悪い本」を見た後では、自分が考えた内容は子供だましに思えてきた。
外は夕方にさしかかっている。
おおざっぱに散らかった部屋も、カーテンから漏れた光でまたいいかんじに、映画のワンシーンのようだと思う。
恐がりのくせに、怪談絵本コンテストに応募している自分もなんだかいいじゃん。とさらに愉快な気分になってきたので、すらすら自分で考えた怪談を打ち込んで、応募ボタンを押した。
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